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2018年1月25日


各位

いつもお世話になっております・やみ・あがりシアター主宰の笠浦です。
さて、このたびこのような形で声明をだしますのは、現在Twitter上にて、多数の劇団にリプライを飛ばしつつ、私ども劇団に謝罪の必要があると主張しているアカウントがあるからです。多くの劇団さまが現在、まったく経緯のわからないリプライのやりとりが飛んできて驚かれていることと思います。ご迷惑をおかけする形で大変遺憾でありますが、ひとまず私どもをめぐるこの事態の経緯を知っていただきたく、一筆したためる次第です。
やみ・あがりシアターは2017年秋より、特定アカウントからTwitter上でリプライを飛ばされ続けております。それは、具体的には萩原深雪さんという、主に小劇場で制作をしている女性にむけた誹謗中傷で、派生してその関係者にも向けられており、現在はそれが主には当劇団へとなっております。
当劇団は萩原さんを劇団員とはしておりませんし、公演をまたいで通年の契約を結んでいるわけでもなく、現状としてなんらの契約のない他人の関係です。しかしながら、行きがかり上、Twitter上のやりとりは私がしてまいりましたし、現在萩原さんのTwitterアカウントも存在しないため、私から声明を出させていただきます。まずは下記に時系列をまとめ、各詳細について後述いたします。

全体時系列

2017年
8月末~ 架空予約の被害をうける →Ⅰ-ⅰへ
8月27日 萩原さんとD氏がリプライでやりとりをする
8月27日~28日 みやけひかんる氏から当劇団および萩原さんの関係者多数にリプライがとぶ →Ⅰ-ⅰへ
8月29日 架空予約について、警察に相談のうえで、Twitter上で声明をだす →Ⅰ-ⅱへ
9月6日~10日 第9回公演「すずめのなみだだん!」
9月半ば~ 萩原さんの関係者にTwitter上で嫌がらせ行為があったり、萩原さんを非難する内容のリプライが飛んだりする →Ⅱへ
12月~ 萩原さんの関係者の質問箱に、萩原さんを非難する内容の質問が寄せられるなどする(至現在) →Ⅱへ

12月21日 吠え―るウォッチング氏から当劇団にリプライがとぶ →Ⅲ-ⅰへ
22日 当劇団より、吠え―る氏にリプライを返す
    以降、リプライの往復が続く(至現在) →Ⅲ-ⅱへ
27日 吠え―る氏が、第三者であるD氏を会話に巻き込み始める →Ⅲ-ⅳへ
12月23日~28日 第10回公演「スピークイージー」
12月31日 吠えーる氏から、萩原さん本人からのTwitter上での謝罪がなければ、不特定多数にリプライを飛ばすことをほのめかされる →Ⅲ-ⅳへ

2018年
1月1日 吠えーる氏が、当劇団の観劇tweetをしたお客様のアカウントに、中傷する内容のリプライを飛ばす
同日 吠えーる氏が、当劇団とは無関係の劇団や役者にリプライをとばし会話に巻き込む
   →Ⅲ-ⅳへ
1月10日 「第三者を巻き込んだリプライには応答できない」旨を当劇団から吠えーる氏にリプライで伝える →Ⅲ-ⅳへ
1月14日 萩原さんが自分のTwitterアカウントを削除する →Ⅲ-ⅴへ
1月16日 結女氏が当劇団にリプライし吠えーる氏との会話に参加する
同日 結女氏が、他多数の劇団にリプライを飛ばす形で会話に巻き込む →Ⅳへ

Ⅰ みやけひかんる@s75Lf2JvCP4uezc氏と架空予約について

Ⅰ-ⅰ 架空予約経緯

私どもは、9月の第9回公演「すずめのなみだだん!」の準備中8月末に、架空予約の被害にあいました。
ときを同じくして、みやけひかんる@s75Lf2JvCP4uezcというTwitter上のアカウントから、劇団あて、および劇団関係者の多くに、萩原さんを非難する旨のリプライがとどきました。その際、みやけ氏の言い分は、架空予約の犯人の言い分(架空予約の予約備考欄に書いてあったもの)に酷似していました。また、みやけ氏が同じ内容でリプライを飛ばしている(そして同様に萩原さんが参加している)他劇団も同じ架空予約の被害にあっていたため、Twitter上でみやけ氏に返答することは差し控え、公演の安全のために警察に相談いたしました。
※みやけひかんる氏のリプライの複数件が、現在は通報により削除されていますが、いまも一部は閲覧可能です。

Ⅰ-ⅱ 収束

上記の警察の件含め、被害にあった劇団と連名でTwitterにて声明を出しましたところ、架空予約被害も、みやけ氏からのリプライも同時におさまり、無事公演をむかえることができました。

Ⅰ-ⅲ みやけひかんる氏とその主張

みやけ氏は、2017年8月26日、萩原さんが旅行に行った旨のtweetをすると、それにリプライをつける形で、アカウントとして初めて発言しました。
そのあと、ある鍵アカウント(仮にD氏とします)からリプライされた萩原さんは「前にもあったんですよねー。無視で。」(全文ママ)とD氏に返します。
さらにその後、「無視なんですねー?」と発言したみやけ氏は、この萩原さんの「無視で」の発言をスクリーンショットして、私どもの劇団と、萩原さんのかかわる劇団に送り、公演関係者に誹謗中傷を含んだリプライを27日と28日の2日間のあいだに複数回送ります。その後29日に架空予約に関して警察に相談した旨の声明を出すと、みやけ氏からのリプライはそれ以降なく、アカウントとしても9月5日をもってみやけ氏は発言をやめています。
みやけ氏の当時の主張としては以下のようなものかと思っております。

・「無視で」という発言に傷ついた
・萩原さんがスタッフとしているのであれば、劇団公演に行きたくない
・萩原さんを雇っている劇団はどう思っているのか。劇団は答えろ

捕捉しますと、萩原さんは、「無視で」の発言をD氏に返してはいますが、特に「誰を」と名指しする表現はしておらず、また鍵アカウントであるD氏も名指しを行ってはいません。みやけ氏はこの発言が自分に向けられたものであると自ら解釈したうえで「傷ついた」という発言に至ったといえます。また、このとき、みやけ氏は劇団にこたえるよう求めてはいますが、萩原さんに対しても、劇団に対しても、謝罪を求める発言はしていませんでした。

Ⅱ 9月~12月の状況

一連の上記のようなTwitterの状況は私どものアカウントに対してはおさまっておりました。しかし、後から関係各位に聞いた話として、9月半ばごろより、みやけひかんる氏とは別の新しいアカウントから、萩原さんに言及したアカウントや、萩原さんと共演したり同じ座組になったことのある人のアカウントにTwitter上の嫌がらせ行為があったとのことです。また12月になると萩原さんの関係者の質問箱あてに、萩原さんを貶める内容の質問があるなどしたそうです。上記のD氏も鍵アカウントのほかに本アカウントでも被害を多数うけており、この状況は現在も続いています。

Ⅲ 吠えーるウォッチング@Christmasmae氏への対応について

Ⅲ-ⅰ 経緯

12月の第10回公演、「スピークイージー」において、小屋入り中の12月21日より、吠えーるウォッチングというアカウントから、「また彼女を使うのですか?」というリプライをもらいまして、それ以降、やみ・あがり公式アカウントと現在に至るまで総数350以上におよぶリプライの応酬をしております。

Ⅲ-ⅱ 対応

なぜみやけ氏と同様に無視の対応をしなかったかについて。まず、このたびは架空予約はございませんでしたので、前回同様警察に相談して声明を出すという対応ができませんでした。そして、前回公式から無視をした結果として、関係者多数にリプライがとびました。その時としては幸い声明によって公演前に収束を見ることができたのですが、今回は明日にでも本番というタイミングでしたので、このままこちらが無視すると、観に来ていただいたお客様に被害が及ぶ可能性がありました。こちらとしては、まずは、「個人を特定した内容のご意見・お問い合わせについてはメールにしてほしい」と何度もお願いはしましたが、聞き入れられませんでしたので、観に来ていただくお客様を守るためにも吠えーる氏のリプライに関しては、主宰の私が実名入りで応答し続けるという判断をいたしました。
またこのたびの公演には、たしかに当日運営として萩原さんに手伝ってもらってはいましたが、前回からの警戒で、どこにもクレジットはださず、関係者にもその件緘口令をしいておりました。ですので、なぜ吠えーる氏がこの公演にも萩原さんがいるものと見込んだのかについては、確かめたい意図もありました。最悪の場合、小屋まで見に来るなどした可能性もあったからです。かつ、私たちが9月に受けた架空予約の犯人についていまだ特定に至っておらず、なんらかの事情を吠えーる氏が知っている可能性をみて、それを聞けたらという思いをもっていたことも事実です。さらに言うなら、吠えーる氏がどんなに強固に「萩原さんに非がある」という思いを持ち続けたにしろ、だからと言って劇団に非がない点は客観的に明らかであり、そのくらいは話せばわかるのではという希望があったことも認めます。ですが、主軸としてはあくまで「お客様に波及させない」がために、「主宰笠浦が実名明記のうえで」「相手が無視されたと感じないよう即時性をもって」「相手の言うすべての点に関して完全に説明した内容で」「誠心誠意」リプライを返し続けました。

Ⅲ-ⅲ 吠えーる氏の主張

吠えーる氏について、2017年12月19日から発言を始めたアカウントです。萩原さんに言及したアカウントにリプライを飛ばしていましたが、21日から当劇団にリプライを飛ばし、みやけ氏の発言を引用する形で、主張を続けています。現在萩原さんのアカウントは削除されましたが、吠え―る氏は当劇団と萩原さんのアカウントを常にリプライ先にいれていました。
主張内容としては
・萩原さんは「無視で」という発言でみやけ氏は傷ついた
・萩原さんがいるのであれば、劇団公演に行きたくない
・萩原さんはTwitterで謝るべき
・萩原さんのせいで劇団に被害が出ていること(架空予約など)をどう考えるのか

それに対しておおむね以下のようにお答えしております。

【萩原さんのTwitter上の8月の当該発言について、鍵アカウントへの返信であり、かつ名指しでもなく、劇団としてこれを理由には何らの処分にも値しないと考えています。結果から逆算すれば、ある種迂闊な発言だったともいえるかもしれませんが、その迂闊さをもって、架空予約ふくめすべての被害要因を萩原さんに帰することはありません。また、みやけ氏が萩原さんの「無視で」という発言を自分にむけたものととらえたとして、そして心傷ついたとして、吠えーるさんへの謝罪の必要性は別段生じないかと存じます。第10回公演終演の12月28日をもって、萩原さんと当劇団の公演を目的とした関係性はいったん終了しており、現在は何らの契約上のつながりもありません。ゆえにこれら発言について、萩原さんが謝罪の必要を万が一認めるのであれば、劇団を介さず個人の裁量で行えばよいのであり、劇団としてその判断を止めるということもありません。】

このあたりの主張は、公演期間をまたいでおり、また紆余曲折を経ておりますので、長いのですが直接のリプライを参照していただけますとよりつまびらかにお分かりいただけるかと思います。

Ⅲ-ⅳ 吠えーる氏の第三者へのリプライとその対応

上記の応酬のあいだ12月28日には、吠えーる氏は上記ⅠおよびⅡにて説明しましたD氏について、身元を特定し、架空予約の犯人と推定しています。(この説は私からは完全に否定できます)同日、当劇団としては第三者の素性についての言及や非難を避けてほしい旨伝えています。12月31日に、吠えーる氏は、萩原さんの吠えーる氏に向けた発言が今までにないことについて、「出て来る様に仕向け」るために「誰かのつぶやきにリプしましょうか?」「他の人に迷惑を掛けても良いのでしょうか?」と、リプライに第三者を巻き込む可能性について強く示唆しています。そして1月1日に吠えーる氏は、当劇団の感想をつぶやいたお客様を中傷する内容のリプライを、お客様ご本人および当劇団とは関係のない劇団さま役者さまを巻き込んでおくっています。同日1月1日、またやりとりのなかで1月3日にも、こちらとしては第三者を巻き込むのは遺憾である旨伝えています。1月10日には、吠えーる氏から、第三者を自分が傷つけてしまったことを反省したので、当劇団からとりなしてほしいという要求をうけます。これについて断ったうえで同日、今後第三者を巻き込んだリプライにはこちらも応答できない旨を伝えています。

Ⅲ-ⅴ 吠えーる氏の現在の状況

1月14日をもって萩原さんは個人のアカウントを削除したために、吠えーる氏の要求である「萩原さんの個人アカウントからTwitter上で謝罪をすること」は不可能となりました。同日をもって吠えーる氏はリプライをしなくなり、入れ替わりに結女氏というアカウントが多数の劇団にリプライを飛ばしながら当劇団と吠えーるの会話に参入してきます。吠えーる氏はそれにこたえる形で、25日より再び発言を始めました。

Ⅳ 結女氏@ayakah0207と現在の状況について

Ⅳ-ⅰ 経緯

結女氏は1月16日から当劇団にリプライを飛ばし、および同時に他多数の劇団にリプライを飛ばす事態となりました。
Ⅳ-ⅱ結女氏の主張

結女氏の主張は、散文的でややつかみかねますが、おおむね吠えーる氏と同様、萩原さんおよび彼女を雇う劇団の非をとがめるものであると見受けます。吠えーる氏と異なる点について、当劇団と吠えーる氏とのやりとりについて

・二次被害がある(おそらく、吠えーる氏が第三者であるお客様や役者さんに中傷を送っていることを指すと思われる)
・この二次被害について、吠えーる氏も、やみ・あがりシアターも、萩原さんも、謝るべきである

としています。この主張について意見を求める形で、約30ほどの団体にリプライを飛ばし、これに吠えーる氏が答えるなどして、いまに至ります。

Ⅳ-ⅲ 結女氏への対応について

Ⅲ-ⅳの通り、劇団としては、再三にわたって第三者を巻き込まないよう意見を述べており、また第三者へのいわれのない誹謗中傷についてもやめていただきたいとたびたび言ってきました。そのうえで、今後第三者を巻き込んだリプライには返答できませんと言っておりますので、宣言通り、結女氏の現在のリプライについては、私からさらにリプライをつけることは差し控えます。これ以上意味の分からないリプライが増えては現在巻き込まれている劇団さまに混乱が増すばかりでしょうし、だからこそその代わりにこうして声明を出すのです。
また、結女氏の主張について。吠えーる氏が中傷した第三者に当劇団が謝るべきという主張については、当方にとしてはその必要を認めません。私どもとしてなんら加担したわけではないどころか、たびたび止めてきたのであり、しかし匿名のアカウントを実際に止める手段は持っていないゆえのこの事態です。かつ吠えーる氏に問い合わせをいただいた内容についてはすべて、時を置かず、主宰の名前を明記のうえで、誠心誠意お答えしてきたはずであり、対応上の不誠実な点は何もないとも感じております。

Ⅳ-ⅳ結女氏と他劇団とのやりとりがあるかどうかの信憑性について
結女氏は1月17日の時点で、あたかも他劇団から自らの主張に関して回答があったかのようなことを言っています。
しかしながら結女氏はフォロー、フォロワーゼロのアカウントであり、この時点でDMを開放していません。どんな他者からも、結女氏に直接DMを送ることは不可能でした。
また25日の時点で「何組かの劇団から直接連絡をもらった」と言っていますが、実際に結女氏がDMを開放したのはまさに同日昼ごろ、この発言の直前であり、このタイミングで「複数の劇団から連絡がある」というのは不自然であると言えます。

Ⅴ架空予約を行った人物、みやけ氏、吠えーる氏および結女氏の同一性について
① 架空予約を行った人物とみやけ氏
吠えーる氏あてのリプライでご説明してきたのですが、8月9月時点において、状況から架空予約をおこなっているのはみやけ氏ではないかという強い疑惑があったからこそ、みやけ氏への直接の返信は控えてまいりました

②  吠えーる氏とみやけ氏
吠えーる氏については、12月に初めてリプライをこちらにとばしたにもかかわらず、「(当劇団の)関係者も無視(してきた)」「一貫させてもらいますけど」「今回は対応してくださる」など、さも以前にうちとやりとりを試みたことがあるかのような不可解な発言が多く見られます。主張としても、最初はとにかくみやけひかんるの発言を見てほしいとのことでした。状況から言って、まったくの別人と考えるほうが不自然、みやけ氏と同一視したほうが主張が自然に見えたので、何度もこちらから、あなた自身がみやけ氏なのか、という点を尋ねましたが、「みやけが私、私ではないは置いといたとしても。」とのことで、それに関してはYES/ NOの返事が得られませんでした。

③  吠えーる氏と結女氏
結女氏は、「横から失礼」した「(彼の本人のアカウントとは)別垢」との弁です。また「この垢が吠えーるの別垢ややみ・あがりシアターの関係者や萩原とか思うのは勝手」だそうです。
この結女氏のアカウントについては、2017年9月に作成されたアカウントのようです。結女氏の初めの発言の時点で、D氏は結女氏をブロックしていることが分かりました。D氏は10月以降にTwitter上で嫌がらせを受けていたので、嫌がらせをするアカウントや、それに関連したアカウントを警戒のためブロックしています。ですのでつまり、この結女氏というのはこうしたアカウントの、名前を変えたものであることが分かります。

上記について、現状、架空予約を行った人物、みやけ氏、吠えーる氏および結女氏について、関心事や主張が似ている、ということもいえます。特に、萩原さんのアカウントへの即時かつ、つぶさな観察ぶりなどの点で、みやけ氏と吠えーる氏のあいだに強い類似性を見ることができます。可能性としては、9月~12月に、いろいろな方にTwitter上の嫌がらせを行ったり質問箱に萩原さんに関する質問を送った人物含め、すべて同じ人間なのかもしれません。しかしながら、吠えーる氏にも申し上げたことですが、確証はないことですし、Twitterでそれを確かめることは今後とも不可能ですので、私どもとしてはすべて別人として扱っています。

Ⅵ 最後に

私として、半年間にわたって複数アカウントにまたがって指摘されている、萩原さんの「無視で」という発言について、全面的な共感をもっているわけではありません。仕事でも使用するアカウントの運用としてやや軽率ではと個人的には思っております。ただ、現状彼女が受けている仕打ちが妥当だとは到底思えません。
萩原さん自身は、多数の劇団に実名をだして誹謗中傷を送られている結果、もはや制作現場を実質うけられず、また、向こうの言い分に、萩原さんのことをネット上で調べただけでは知りえない個人的な居所まで含まれている結果、通信や居住地に至るまで個人の生活をことごとく破壊されております。かつ同時期にメールが不正操作されるなど、関連性をみざるをえない被害もうけています。

また、私ども劇団としては、池袋演劇祭、若手演出家コンクール、佐藤佐吉賞と、3受賞式をまたぐ約半年間この事態にさいなまれておりました。劇団として、関係者に感謝しながらよりよい作品つくりに集中したいときに、こちらの神経と体力を一手にもっていかれていること、また再三の努力にもかかわらずついに他劇団にまで事態が波及していること、非常に悔しく思っております。
どこかのタイミングにおいて、「では萩原さんが悪いということで、当劇団としてはもうこの人は使いません」と、向こうの言い分に従っていれば、あるいは劇団としてはここまでの事態になっていないかもしれません。しかし、それは私の本意ではまったくないばかりか、劇団としてやっと席を見つけようとしている小劇場界に非常に悪しき前例を残すことになると考えました。つまり、Twitterで何度も非難される人間は、やったことの如何にかかわらず排除する、というのは、劇団として絶対にあげてはいけない白旗をあげることであり、相手方としては、やはりこの方法は有効なのだという確信を持つでしょう。
 吠えーる氏と私とのやりとりは大変長いですが、私としては特に「吠えーる氏向け」の文章を書いたのではなく、そのまま劇団の公式見解としてどこでみられてもかまわないと思って書いています。むしろ、非常に面倒であると承知しながらも、できれば多くの人に見てほしいと切望しています。
私は劇団の運営、みやけ氏、吠えーる氏への対応含め、なんら当劇団に瑕疵があったとは思っておりません。私たちから、何か特殊なことをした/やったということは全くないのです。それ故に、こうした事態は、同様になんら瑕疵のないほとんどの劇団にも起こりうる事態であると考えました。ですので、「こういったことがあった/現在ある」ということを、知っていただきたかったのです。
 

以上
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